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【賃貸の基本】家賃保証と少額短期保険

みなさんこんにちは。ヒトツボ社長の明神(みょうじん)です。

今日は家賃保証と少額短期保険(火災保険)について解説します。

家賃保証とは?

何となくフワっと「何かあった時に家賃を立て替えてくれる会社?」といった認識をお持ちかと思いますが、全くその通りでございます。

そしてその費用は、保証契約時(賃貸借契約と同時)に賃料の50~100%程度の保証委託料を家賃保証会社へ支払い、保証プランによって翌年以降の更新料が必要となります。

また、基本的には貸主が指定する保証会社になる事が多いですが、これは協議によって借主が希望する保証会社と契約するケースもあります。

どちらにしても、家賃保証会社との保証委託契約なくして賃貸借契約は結べない(賃貸借りられない)と理解して頂いて間違い有りません。

『イヤイヤ、私ちゃんと働いてるし給料もたくさん有りますから家賃保証不要ですわ』

って仰られたい方も居られると思いますが、貸主(大家さん)からしますと「将来に渡って家賃トラブルは絶対に避けたい」のが基本的な考えです。

家賃保証が一般的になり、貸主・管理会社のリスクや負担が大幅に軽減された事で、家賃が抑えられたり、敷礼ゼロゼロ物件が登場した側面もあります。

私たちが良い物件を安く契約できるのは家賃保証のお陰とも言えるのです。

少額短期保険について

賃貸借契約とセットで加入する火災保険は、大半が少額短期保険です。(ミニ保険とも呼ばれています)

読んで字のごとく少額(保険金1,000万円以下)で短期(2年以下)の保険で、賃貸物件用以外には自転車保険・ペット保険や家事代行費用保険なんてのも有ります。

多彩な少額短期保険商品(保険市場さんHP)

それでは具体的にどういう補償内容になってるか見て行きましょう。

<ユニバーサル少額短期保険・賃貸あんしん生活プランⅡ(保険料14,000円/2年)>

家財損害保険金200万円
盗難保険金20万円
現金20万円
持ち出し家財保険金40万円
修理費用保険金100万円
水害保険金140万円
盗難再発防止保険金3万円
生活復旧費用保険金46万円
残存物片づけ保険金20万円
盗難時宿泊費用3万円
失火見舞保険金10万円
借家人賠償保険金1000万円
個人賠償保険金1000万円
※金額はそれぞれ限度額です。※2024年6月現在

2年間14,000円(年間7,000円)でこれだけ補償してもらえます。この中で特に重要なのは、言うまでも無く借家人賠償責任(損害賠償責任)です。

火災や漏水事故を起こしてしまった場合に、被害者へ損害賠償するための保険金が1,000万円まで補償されます。万が一に備えて必ず加入しておくことが賃貸借契約の条件であり、賃借人としての責任であり、社会人としての誠意でもあります。

賃貸を検討されているお客様の中には「なぜ家賃保証や火災保険に強制加入させられるのか?」と疑問を持たれる方も居られるでしょう。

しかしこれらは貸主・借主双方の賃貸借契約を保全するために必要な措置で、私たち賃借人(借主)が安心して生活するためのシステムでもあります。

その理由・目的を正しく理解して、気持ちよく契約して頂けるよう努めるのは我々不動産エージェントの役目です。不安なことや分かりにくい事は、担当営業マンに遠慮せず質問するようにして下さい。

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