物件探し
空き家はあるけど、私なんかが大家になんて無理だよね~。
家賃収入って憧れるけど、難しそうだしなあ……。
……なんて声をよく聞きますけど、やっぱり大家になるって難しいですよね?
どうしてそう思うの?
知識も経験も必要そうだし、玄人向けって感じじゃないですか。……知らんけど。
いやいや、大丈夫だよ。実際は専業主婦の大家さんもいれば、高齢者の大家さんだっている。大家になるのに特別な資格はいらないから、誰だってなれるんだ。
え、そうなんですか?
うん。それに、今どうしようかな……って悩んでる人も、今から教える2つさえあれば、大家としてスタートしやすくなるはずだよ。
その2つってなんですか?教えて社長!
……というわけで!
今回は「大家になってみたいけど、なり方がわからない」という方に向けて、大家になるために必要な2つのことを社長に詳しく聞いてきました!
最後まで読めば、きっとハードルもかなり下がるはず。
大家のなり方を知ってもらうことで、みなさんの選択肢が広がれば幸いです。
……あ、もちろん空き家を持っていることは大前提ですよ!
空き家は、使われないまま時間が経てば経つほど、どんどん劣化していきます。
ですが、誰かが住んでくれることで、それを防ぐこともできます。
賃貸として空き家を活用すると、
・家が管理される
・誰かの役に立つ
・家賃収入が得られる
と、自身のためにも、家のためにも、そして未来の借主のためにもなるんです。
だから僕は、条件が揃っているなら賃貸活用をおすすめしたいかな。
たしかに。ただ持っているだけじゃもったいないですもんね。
じゃあ、賃貸の良さを知ってもらったところで、具体的に必要な2つを説明しようか。まずはやっぱり、先立つものからだね。
どんなに立地が良くても、建物が老朽化していたり、水回りが壊れていたりすると、なかなか借り手はつきません。
家の中の残置物撤去や整理が大変な場合は専門業者に依頼が必要ですし、リフォームやクリーニングにも、ある程度の初期費用がかかります。
その費用を無理なく出せるかどうか、事前に確認しておくことが大切です。
特にリフォーム代は、思ってる3倍くらいかかると思っておいた方がいいよ。
えっ、50〜60万くらいで済むのかと……。
それだと、できることはせいぜい壁紙張り替えくらいかな。
そうなんですか!?全然イメージと違う……。
特に水回りは高いよ。たとえば、浴室・洗面台・トイレ・キッチンなどは、一つ当たりの交換だけでも数万円~数十万円はする。これらをすべて交換する、となると、モノだけで100万円を超えてしまうこともあるよ。これに施工費もかかるからね。
(絶句)
まあ最低限で済ませるなら、そこまでかからないケースもあるし……。まずは一度見積もりを取ってみるのが大事だね。
豆知識🌱住居用 or 事業用?
貸し方によって変わる費用
住居として貸す場合は、
キッチン・トイレ・お風呂・洗濯機置き場……などの住宅設備が必須。
これらが破損・老朽化している場合は前述の通り、大幅なリフォームが必要になることもあります。
一方で、ネイルサロンや事務所など、事業用として貸す場合は、住宅設備がそれほど求められません。
それに、入居者が自分でリフォーム等を行い内装を整えるケースも多いため、退去時には「貸したときよりキレイになって返ってきた!」なんてことも。
どちらの用途で貸すかによって、初期費用は大きく変わってきますよ!
でも『最低限』のリフォームって、素人には判断が難しいですよね……。
そりゃそうだ。でもそれも、2つ目に必要なものがあれば解決するよ。
それって……?
信頼できる不動産会社。特に、『賃貸に強い』不動産屋を選ぶのが重要なんだ。
たとえばリフォームも、自身でやるより不動産屋を介した方が安くなるケースがあるよ。
最低限のリフォームの判断をしてくれるからってことですか?
そう。工務店さんに直接頼むのも良いけど、彼らは『リフォームのプロ』であるがゆえに、良かれと思って完璧を目指しがちなんだ。
それってダメなことなんですか?
悪くはないけど、家賃収入って基本は1か月ごとの定額だからね。リフォームにお金をかけすぎると、元を取るのに何十年もかかる……なんてことになりかねないんだよ。
あっ、そうか……!
でも、賃貸に強い不動産屋なら、『この立地・広さなら家賃はこのくらい。ならリフォームはこれくらいでOK』と利回りを考えて提案できるし、リフォームや残置物撤去も まとめて請け負うところが多いんだ。うちもそうだしね。
たしかに、リフォームや片づけを全部別の業者に依頼するより、ぜんぶ任せられるなら楽ですね!
うん。あと大事なのは、信頼できるかどうかを見極めること。そのためにも、最低でも3社には相談してほしいな。『この家、貸すならいくらくらい?』って聞くだけでOK。おのずと平均の価格帯もわかってくるはずだよ。
不動産屋にもそれぞれ得意分野があります。
特に郊外や田舎では持ち家が多いため、賃貸よりも売買に強い不動産屋が多い傾向があるのだとか。
しかし賃貸に強い会社であれば、
・適正な家賃の提案
・費用を抑えたリフォーム提案
・全体のスケジュール調整
・入居者募集のノウハウ
・入居審査や賃貸借契約
などを、初心者にもわかりやすくサポートしてくれます。
賃貸に特化している不動産屋は、サイトや会社案内で「賃貸管理」や「空き家活用」に力を入れているところが多いので、相談前にチェックしておくと良いですよ!
「私なんかが……」と思ってしまうのは、具体的な道筋が見えていないから。
「この家、貸すならどれくらいで借り手がつきますか?」と聞いてみるだけでも、ぐっと現実味が増すはずです。
わからない不安は、不動産屋に相談することで9割解決するよ。
確かに……今まで遠く感じてた大家業が、ちょっと近くなった気がします!
冒頭でお伝えした通り、大家になるのに特別な資格は必要ありません。
とはいえ、収入として家賃を得る以上、必ず責任は伴います。
管理会社にある程度任せられるとはいえ、管理会社も家主の合意なしに好き勝手動くことはできません。契約内容をどうするか、トラブル対応をどうするか……そんな最終的な判断は、必ず家主であるあなたが行うことになります。
選択する責任があるという点は、しっかり認識しておきましょう。
・大家になるのに特別な資格は不要!
・必要なのは「初期費用」と「信頼できる不動産屋」の2つだけ
・最終的な判断や責任はあるけれど、それも含めて「自分の家をどう活かすか」を考えるチャンス!
空き家は、誰かに住んでもらうことで再び息を吹き返します。
まずは「この家、貸せるかな?」と不動産屋に相談するところから始めてみてくださいね。
もしお近くに賃貸に特化した不動産屋がなければ、ヒトツボにお声がけください。
南は沖縄から北は北海道まで、全国対応可能です!