不動産のセカンドオピニオン症例1:空室が埋まらない!
不動産のセカンドオピニオンって、実際何をして、どんなことが解決するの?実例がしりたーい!
じゃあ、今回は商業ビルの大家さんの話をしようか。
ご相談内容
相談者:守口市に商業ビル(事業用ビル)を持っている大家さん
お悩み:ビルの2/3が空室のままでスカスカ……
これじゃあ商売上がったりですね……ご自身で募集してたんですか?
いや、地元の不動産会社さんが窓口になってたんだけど、全然埋まらなかったんだよね。それでセカンドオピニオンとして相談に来られたわけ。
今回の問題:家賃相場のズレと、賃貸募集方法に問題アリ!
・募集条件(家賃・礼金など)が相場とかけ離れていた
・大手ポータルサイトに情報が出ていなかった
大手ポータルサイトって……あっ、SUUMOとか?
そうそう。ただSUUMOは住居用だから、今回みたいな商業ビルは対象外なんだ。事務所・店舗系なら『athome』が同じくらい定番だね。
あ、テレビのCMで見たことある!そこに載ってなかったなら、そりゃ問い合わせも少なくなりますよね……。
そうなんだよ。でも何よりも、家賃が相場とかけ離れすぎてた。これが一番の問題だったかな。
でも、家賃って大家さんが自由に決めていいんじゃないですか?
もちろん決めるのは大家さんだよ。でも、市場が受け入れてくれなかったら借り手はつかないよね。今のご時世、牛丼が2000円だったら誰も買わないでしょ?
それは確かに……。
昔はこの金額で契約してたから……って経験を元に、ずっと家賃を変えない大家さんもいるけど……家賃相場は時代と共に変化していくものだからね。空室ならなおさら、定期的な見直しは必要なんだよ。
なるほど。前回担当の不動産屋さんは、そういうアドバイスはしてくれなかったのかなあ。
残念ながら、大家さんの言う通りに仕事をしていただけだったらしいね。
言う通りに?
そう。家賃は10万がいい、条件はこれがいい……大家さんに言われるままに設定して、募集をかけて。結果、長く空室が続いたとしても、「言われた通りにちゃんと仕事している」って認識。だから、契約を切る際は揉めたらしいよ。
た、たしかに仕事はしてるんだろうけど……でも入居者が決まらなかったら、大家さんは損なんだから……家賃、引き下げた方がいいかもって、言ってくれたってよかったのに……。
うん。ただ、家賃引き下げは、物件に思い入れのある大家さんこそ特にしたくないことなんだよね。だから提案するのは確かに難しい。だけど、入居者を増やすことがその大家さんの目的なら、相場や適正家賃を根拠付きで示して納得してもらうことこそ、不動産屋の仕事だと僕は思ってるよ。
セカンドオピニオンによる解決の流れ
・周辺の相場や立地をリサーチ
・適正家賃を根拠付きで再提案
・募集条件を整え、各ポータルサイトへ掲載
結果……2/3が空室だったビルが満室に!
言うことをなんでも聞いてくれる不動産屋さんには、嫌な思いをすることはないかもしれないけど……本当に問題を解決したいなら、根拠ある提案をしてくれる会社のほうが頼りになりますね。
そうだね。大家さんにとって耳が痛い話もあるだろうけど、それをしっかり伝えるのもプロの役割。最後に決断するのは大家さんだから、しっかり丁寧に説明して一緒に考えていくよ。
今回の実例から学べるのは、
空室が埋まらない=物件の魅力がゼロというわけではなく
条件設定や情報発信の方法が間違っていることも多い、ということ。
あなたの不動産はどうでしょう?
家賃はどうやって決定しましたか?周りの相場はご存じですか?
今まかせている不動産会社に『根拠のある提案』を受けていないなら、
一度セカンドオピニオンを試してもいいかもしれません。
\無料のご相談はこちらから/