不動産のセカンドオピニオン症例2:自宅売却後も住み続けたい!
前は商業ビルの空室解決をしてましたけど、他にはどんな相談がありますか?
最近多いのは『自宅を売りたいけど引っ越しはしたくない』って相談かな。実例としては、こんな相談者さんが来たよ。
ご相談内容
相談者:高齢の母と住む60代男性
お悩み:自宅を売りたいが、自宅に住み続けたい……
引っ越しがイヤなのに自宅を売りたい……?どうしてですか?
理由はさまざまだけど、よくあるのが『まとまったお金が必要』ってパターンかな。ローンを一気に返すとか、事業資金にしたいとか……それこそ、良い介護施設へ親御さんを入れるためだとか。
なるほど……でも、家を売るのに住み続けられるなんてあるんですか?
うん。『リースバック』って仕組みがあってね。自分の家を売却して、その後は新しいオーナーに家賃を払って、そのまま住み続ける方法のことなんだ。
へえ~!それなら引っ越ししないでいいし、楽で良さそうですね!
うん。資金調達の有効な手段ではあるよ。ただ、デメリットもある。
デメリットって?
細かくはいろいろあるけど、いちばん気にされやすいのは売却価格の差だね。お家を空き家にして次の所有者へ引き渡す場合と比べると、リースバックの売却価格は低くなる傾向にあるんだ。買主側からしたら、すぐに自由に使えなかったり、賃貸管理の手間もあるからね。
家を空けて売る場合と比べると、値段が低くなっちゃうってことですか?
そう。だから、少しでも高く売りたいなら、空き家にしてからから売る方が断然有利になる場合が多い。でも、引っ越しは絶対したくないとか、今すぐ資金が欲しいって人にとっては、リースバックはすごく有効な手段なんだ。
なるほど!依頼人の事情によっては、すごく良い方法でもあるんですね。
その通り。だからこそ、お客さんの現状の問題や希望、本音を打ち明けてもらえるような信頼関係づくりが大切なんだよ。最適な提案をするためにね。
たしかに、デリケートな問題は相談しにくいですもんね……。単に『家を売る』手続きをするだけじゃ、プロの仕事とは言えないってことですね!
そう。最終的に決断するのはお客さんだから。どんな選択肢があるのか、どんな解決策があるのか……プロの視点からメリット・デメリットをしっかりと説明して、そのうえで選んでもらわないとね。
今回の実例から学べるのは、
引っ越ししないで資金を得る『リースバック』があるように、
売却にもさまざまな方法があるということ。
プロの不動産屋に相談すれば、
あなたの問題に対して最適な解決策を提案してもらえるかもしれません。
そのためにも、事情をしっかりと受けとめ、
根拠のある選択肢の提案をしてくれる不動産屋を探してみてくださいね。
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